「まずはコンペから挑戦してみようかな」と考えている方も多いかもしれませんが、実はコンペ形式には知っておくべき注意点があります。
大切な時間とエネルギーを上手に使うために、以下のポイントを意識してみてくださいね。
1. 基本的にはおすすめしない理由
ゼロイチの段階では、コンペへの応募は慎重になるのが無難です。
というのも、コンペの選考基準はプロとしての「技術」よりも、クライアントさんの個人的な「好み」で決まってしまうことがほとんどだからです。
どれだけ時間をかけて渾身の作品を作ったとしても、選ばれなければ1円にもならず、無報酬で終わってしまうリスクが高いのも事実です。家事や育児の合間を縫ってひねり出した貴重な時間が、成果に繋がらないというのは、精神的にも大きな負担になってしまいます。
2. 練習として活用するなら「タイムアタック」で
もし「実践の練習」だと割り切って挑戦するのであれば、自分なりのルールを決めて取り組むのがコツです。
たとえば「30分で作って提出する」というように、制限時間を設けた「タイムアタック方式」を取り入れてみてください。
時間をかけすぎずに集中して作ることで、ソフトの操作スピードを上げる良い訓練になります。
3. 他の人の作品は「学び」の材料にする
コンペの大きなメリットは、他のデザイナーさんの提出作品が見られることです。
ただし、ここで「あの人はこんなに上手なのに、自分は……」と自己否定に繋げないようにだけ注意してくださいね。
落ち込む必要は全くありません。
「このフォントの使い方は素敵だな」「こういう色の組み合わせもあるんだ」と、あくまで自分の引き出しを増やすための「生きた教材」として活用するのが正解です。
自分の「軸」を大切に
コンペの結果に一喜一憂して、デザイナーとしての自信をなくしてしまうのが一番もったいないことです。
「誰の、どんな悩みを解決したいのか」というターゲット選定の視点さえ持っていれば、好みに左右されるコンペに振り回されることもなくなります。あなただけの「選ばれる軸」をしっかり整えていきましょう。