まずは「何に困っている人にデザインを提供するのか」という目的を考えることが大切です。相手の悩みやなりたい姿に合わせて、デザインでどう解決できるかを考えることが営業やチラシ作りの基本になります。
名刺やチラシを作る、あるいは営業にいくときに一番大切なのは、「何に困っている人にデザインを提供するのか」という目的を考えることです。
デザインって、ただ綺麗に作るのが仕事ではないんです。
「何かで困っている人がいて、それを解決するためにデザインがある」。
ここを一度考えないと、何を載せるべきか、いくらにすべきかも決まらないんですね。
マーケティングの世界ではお決まりなんですが、お客さんが商品を買うまでには「認知」「興味関心」「教育・価値提供」「比較」「アクション」という流れがあるんです。
お子さんの習い事を探すときを思い出してみてください。
例えば、体を動かす習い事を考えているとします。
「サッカー」「体操」「バスケット」「スイミング」「野球」
色々ありますよね。
まずは「スイミングがいいかな」と思い、
SNSをチェックしたりHPをみたりして、資料請求をしてチラシを受け取ると、1回無料の体験ができるって描いてあることを知り、体験会に実際参加して、最後に「ここに決めた!」ってなりますよね。
デザインはこの流れの「どこ」を助けるためのものなのかを明確にする必要があります。
これを決めないと、メッセージがブレブレになってしまいます。
例えば、わたしが以前関わったサッカースクールの体験チラシ。
このチラシの目的は、入会してもらうことではなく、「まずはお友達を誘って遊びに来てほしい」という「認知」や「きっかけ作り」でした。
もし「入会」が目的なら、月謝や指導方針を詳しく書きます。
でも、まずは知ってほしい、遊びに来てほしいという目的だったので、難しい説明よりも「体験の日、この場所に来てね!」という楽しさとハードルの低さを強調したんです。
名刺作りも同じです。
いきなり「買ってください!」というアクションを促すのはハードルが高いですよね。
まずは「わたしのことを知ってもらう(認知)」ために、公式LINEに登録してもらうとか、インスタをフォローしてもらうとか、次の導線に繋がるアクションを一つだけ載せる。
「ただ作る」のではなく、「何のために作るのか」という目的を定める。
そうすると、チラシに載せるべき言葉も、営業で伝えるべきことも自然と見えてきます。
予算の決め方にしてもそうです。
そのデザインによって、クライアントさんのどんな悩みが解決され、どんな未来が手に入るのか。その価値を考えることが、価格設定のヒントになります。
「デザインの目的」をヒアリングする力は、将来Web制作をするときにも必ず必要になります。クライアントさんが「何のためにこれを作りたいのか」を深掘りできないと、良いデザインは作れないからです。
もし今、あなたが「名刺に何を書けばいいかわからない」と悩んでいるなら、まずは、あなたが助けたいと思っている人が、今どんなことに困っているか想像してみてください。