名刺に「デザイナー」と名乗らない方がいいと言われたが、どういうことか?

単に「デザイナー」と言うと他の大勢と同じになってしまいます。
お客様はデザイン自体が欲しいのではなく、「デザインを使って何か(集客など)を解決したい」と思っています。そのため「何が得意で、誰のどんな悩みを解決できるか」を名刺に記載する方が相手に伝わります。

「よし、名刺を作ろう!」と思ったとき、肩書きに「Webデザイナー」や「グラフィックデザイナー」とだけ入れようとしていませんか?

私、安藤から「名刺に“デザイナー”って名乗らない方がいいよ」なんてアドバイスをされて、困惑している方もいるかもしれません。「えっ、デザイナーなのに名乗っちゃいけないの?」と不思議に思いますよね。

その言葉の裏に隠された、未経験からでも「あなたにお願いしたい」と言われるための大切なヒントです

想像してみてほしいのですが、スーパーの棚に、中身がよくわからない袋が入っていて、ただ一言「野菜」とだけ書かれたポップが添えられていたら、あなたは買いますか?

きっと「これ、何に使う野菜?」「煮物用?サラダ用?」と迷って、結局、隣にある「甘くてホクホク!肉じゃがに最適な北海道産ジャガイモ」の方を手に取りますよね。

実は、名刺に「デザイナー」とだけ書くのは、これと同じことなんです。

世の中には星の数ほどデザイナーがいます。
その中で「デザイナーです」とだけ名乗るのは、その他大勢の中に自ら埋もれにいっているようなもの。お客様からすれば、比較対象が「価格」や「実績の多さ」だけになってしまうんです。

お客様が欲しいのは「デザイン」ではない

ここで一番大切なポイントをお伝えします。 お客様は、デザインそのものが欲しいわけではありません。

お客様が本当に欲しいのは、「デザインという道具を使って、今抱えている悩みを解決すること」なんです

  • 「集客ができなくて困っている」
  • 「自分のサービスの魅力がうまく伝わらない」
  • 「売上を上げたいけれど、どう見せればいいかわからない」

こうした切実な悩み(現状)を解決して、理想の未来へ行きたいと願っています。

だからこそ、名刺には「私はあなたのこんな悩みを、デザインで解決できる人ですよ」というメッセージが必要なんです。

「選ばれるデザイナー」の肩書きの作り方

では、具体的にどう名乗ればいいのでしょうか?
「デザイナー」という言葉の前に、「誰の」「どんな悩みを」解決するのかを添えてみてください。

  • Before: Webデザイナー 〇〇
  • After: 「想いを形にするのが苦手な女性起業家さんのための、世界観デザインパートナー」
  • After: 「チラシを出しても反応がないとお困りの店舗オーナーさんへ。集客できる導線設計デザイナー」

どうでしょうか? これなら、名刺を受け取った瞬間に「あ、これは私のことだ!」「ちょうどそんなことで悩んでたんだよ」と、相手の心にフックがかかります。

名刺は単に「何者か」を伝えるカードではなく、あなたを必要としているお客様への「招待状」なんです。

完璧じゃなくても大丈夫。まずは「想い」を載せよう

「まだ実績も少ないし、そんなに強気なことは書けない……」と不安になるかもしれません。

でも、大丈夫です。
「子育てを頑張るママ起業家さんを、デザインで応援したい」
「地元の小さなお店を、一緒に盛り上げていきたい」

そんな、あなたが今持っている純粋な「助けたい気持ち」を言葉にするだけでも、立派な差別化になります。

名刺の裏面に、これまでお話しした「お客様の現状をどう変えたいか」という想いを少し載せるだけでも、信頼度はグッと上がりますよ。

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