「私は〇〇デザイナーです」と名乗るのではなく、「現状こういう悩みを持つ人を、こういう風な未来にするためのデザイナーです」というように、誰のどんな悩みを解決できるか(自分の提供価値)を自己紹介で伝えると良いです。
「開業届を出して、いざ商工会議所や交流会へ!」と意気込んでみたものの、いざ自分の番になると「どう挨拶すれば営業っぽくならないかな?」「名刺を渡して引かれないかな?」と不安になりますよね。
交流会に行くと、皆さん「グラフィックデザイナーです」「Webデザイナーです」と肩書きで名乗ります。
でも、実はこれだと「その他大勢」の中に埋もれてしまうんです。
なぜなら、世の中にはデザイナーさんが山ほどいるからです。
相手からすれば「あ、またデザイナーさんね」で終わってしまい、会話が広がりにくいんですね。
ここで視点を変えてみましょう。
相手が本当に欲しいのは「デザイン(画像やHP)」そのものでしょうか?
いいえ、違います。
相手が本当に欲しいのは、デザインによって解決される「なりたい未来」なんです。
よく私が話をする「現状・なりたい未来」の図、⚫︎→☆を思い出してください。
クライアントさんは、今「集客がうまくいかない」「売上が上がらない」「想いがうまく伝わらない」という現状の悩みを抱えています。そして、それを解決して「もっとお客さんに来てほしい」「売上を伸ばしたい」という理想の未来を求めています。
デザインは、その「悩み」を解決して「理想」へ連れて行くための「手段」にすぎません。
だからこそ、自己紹介では「私はデザイナー(手段)」ですと言うのではなく、「私はあなたの悩みを解決して、理想の未来へ連れて行く人です」と伝えてほしいんです。
具体的にどう言えばいいのでしょうか?
ポイントは「現状の悩みを持つ人を、理想の未来へ連れて行く」という要素を盛り込むことです。
- NG例:「Webデザイナーの〇〇です。ホームページ制作をしています。」
- OK例:「集客に悩んでいる個人サロンのオーナーさんの想いを形にして、理想のお客さまと出会えるようにするデザイナーの〇〇です。」
どうでしょうか?
後者の方が、「あ、私のことだ!」「具体的にどうやってくれるの?」と興味が湧きませんか?
「チラシを作っても反応がないと困っている地域の店舗さんに、ターゲットの心に届く導線作りを提案しているデザイナーです」といった言い方も良いですね。
「何をする人か」ではなく、「誰をどう幸せにする人か」を名乗る。
これが、営業っぽくならずに相手の心に届く秘訣です。
自分の「提供価値」を整理してみよう
「でも、まだ始めたばかりでそんな立派なこと言えない…」と思うかもしれません。
そんな時は、自分がどんな人の力になりたいのか、その人がどんなことに困っていそうかを想像してみてください。
- 「私と同じ主婦ママさんで、起業したばかりで発信に悩んでいる人」
- 「地域で頑張っているけれど、SNSの使い方がわからず困っている店主さん」
まずは「〇〇さんのような方の力になりたくて活動を始めたんです」と素直な想いを伝えるだけでも、主婦ママさんらしい誠実さが伝わり、応援されやすくなりますよ。